
ウェルダー加工と超音波加工の違いと選び方|用途・素材・コストで徹底比較
プラスチックの溶着加工には、ウェルダー加工(高周波加工)と超音波加工の2種類があります。どちらも熱を使わずにプラスチックを溶かして接合する技術ですが、仕組みや得意とする素材・用途が異なります。本記事では、2つの加工方法の違いをわかりやすく解説し、どちらを選ぶべきかの判断基準をご紹介します。
目次[非表示]
ウエルダー加工(高周波溶着)とは
ウェルダー加工は、高周波電磁波(13〜40MHz)を素材に当てることで、素材の内部から発熱させて溶着する技術です。電極と金型を使って素材を挟み、熱と圧力を同時に加えることで強力に接合します。
主な特徴
● PVC(塩化ビニル)・オレフィンなど極性を持つ素材に最適
● 広い面積を一度に溶着できる
● クリアファイル・手帳カバー・ケース類など薄物の接合に向いている
● 仕上がりが美しく、接合部が目立ちにくい
/
超音波加工(超音波溶着)とは
超音波加工は、超音波振動(15〜70kHz)を素材に当てることで、接合部に摩擦熱を発生させて溶着する技術です。ホーンと呼ばれる振動子を素材に押し当て、局所的に熱を加えて接合します。
主な特徴
● PP(ポリプロピレン)・ABS・ナイロンなど非極性素材にも対応できる
● 局所的・点状の溶着が得意
● 硬質プラスチックの接合に向いている
● 溶着時間が短く、生産スピードが速い
ウエルダー加工と超音波加工の比較表
2つの加工方法の主な違いを表にまとめました。
比較項目 | ウエルダー加工 | 超音波加工 |
加工の仕組み | 高周波電磁波で内部発熱 | 超音波振動で摩擦熱を発生 |
得意な素材 | PVC・オレフィン(極性素材) | PP・ABS・ナイロンなど |
溶着の範囲 | 広い範囲を一度に溶着 | 局所的・点状の接合 |
向いている製品 | ファイル・ケース・カバー類 | 硬質部品・自動車部品など |
仕上り | 美しく目立ちにくい | 接合跡が残る場合がある |
コスト | 中程度 | 設備投資が比較的高め |
どっちを選ぶべきか?用途別の判断基準
ウェルダー加工が向いているケース
● PVC・オレフィン素材を使う製品を作りたい
● クリアファイル・手帳カバー・ケース類など薄物の製品を作りたい
● 仕上がりの美しさを重視する
● ノベルティ・文具・事務用品などBtoB・BtoC向けの製品を作りたい
超音波加工が向いているケース
● PP・ABS・ナイロンなど硬質プラスチックを使う製品を作りたい
● 自動車部品・家電部品など工業系の製品を作りたい
● 局所的な点溶着が必要な製品を作りたい
どちらの加工方法が適しているか迷った場合は、使用したい素材と製品の用途を加工会社に伝えて相談するのが一番確実です。素材と用途が決まれば、適切な加工方法を提案してもらえます。
株式会社トラストが対応できる加工方法
株式会社トラストでは、高周波ウェルダー加工・超音波加工・ヒートシール加工に対応しています。PVC・PP・オレフィン素材を中心に、用途に合わせた最適な加工方法をご提案します。40年の実績をもとに、小ロットから大量生産まで柔軟に対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
ウェルダー加工はPVC・オレフィンなどの極性素材に最適で、ファイル・ケース・カバー類など薄物の接合に優れています。超音波加工はPP・ABSなどの硬質素材に向いており、工業部品など局所的な溶着が必要な製品に適しています。使用する素材と製品の用途に合わせて、最適な加工方法を選びましょう。
▶ 加工方法についてのご相談・無料お見積もりはこちら
https://www.j-trust.jp/contact
当社『株式会社トラスト』は、PVC製品・オレフィン製品・PP製品のウェルダー加工を高品質・短納期・低コストで提供しております。オリジナルデザインの文具・雑貨の制作や他社では対応できなかった加工・仕様のご相談などお待ちしております。
プラスチック製品加工企業として40年以上の実績があり、大手文具メーカー様からも信頼される安心のクオリティと品質管理で貴社の製品加工の課題を解決します。
ウェルダー加工における品質や納期でお悩みの方は、お気軽に『株式会社トラスト』までご相談ください。



