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シルク印刷の違いとは?印刷方法を徹底比較|失敗しない印刷の選び方


印刷方法には、シルク印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷など複数の種類があります。しかし実際の現場では、「それぞれの違いがよく分からない」「何を基準に印刷方法を選べばよいのか判断できない」と悩むケースが少なくありません。
特に工場や製造現場では、印刷方法の選択を誤ることで、インクの剥がれや耐久性不足、想定外のコスト増加といったトラブルにつながることもあります。
本記事ではシルク印刷の違いを中心に、代表的な印刷方法を比較し、用途別に失敗しない印刷の選び方を分かりやすく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.シルク印刷とは?特徴と仕組み
  2. 2.シルク印刷と他の印刷方法の違い【印刷比較】
    1. 2.1.シルク印刷とオフセット印刷の違い
    2. 2.2.シルク印刷とインクジェット印刷の違い
  3. 3.印刷方法ごとのメリット・デメリット
  4. 4.シルク印刷のメリット・デメリット
    1. 4.1.メリット
    2. 4.2.デメリット
  5. 5.オフセット印刷のメリット・デメリット
    1. 5.1.メリット
    2. 5.2.デメリット
  6. 6.インクジェット印刷のメリット・デメリット
    1. 6.1.メリット
    2. 6.2.デメリット
  7. 7.【用途別】失敗しない印刷の選び方
    1. 7.1.プラスチック製品に印刷したい場合
    2. 7.2.紙の大量印刷をしたい場合
    3. 7.3.小ロット・試作品の場合
  8. 8.工場・製造現場でよくある失敗例
  9. 9.印刷方法を選ぶ際のチェックリスト
  10. 10.まとめ

シルク印刷とは?特徴と仕組み

シルク印刷とは、版(スクリーン)を使ってインクを押し出す孔版印刷の一種です。スクリーン状の版にインクを乗せ、スキージと呼ばれるヘラでインクを押し出すことで、インクを直接素材に転写します。

最大の特徴は、インクを厚く乗せられることです。そのため、プラスチックや金属、ガラス、布など、紙以外の素材にも印刷でき、耐久性が高い仕上がりになります。
工場の銘板、ケース、操作パネル、工業部品への表示など、長期間使用される製品に多く採用されています。

シルク印刷と他の印刷方法の違い【印刷比較】

印刷方法を正しく選ぶためには、それぞれの違いを理解することが重要です。ここでは、シルク印刷と代表的な印刷方法を比較します。

シルク印刷とオフセット印刷の違い

比較項目

シルク印刷

オフセット印刷

印刷方式

孔版印刷

平版印刷

主な素材

プラスチック・金属・布

インクの厚み

厚い

薄い

耐久性

高い

比較的低い

小ロット対応

可能

不向き

オフセット印刷は、カタログやチラシなど紙の大量印刷に向いていますが、プラスチック製品や耐久性が必要な用途には不向きです。一方、シルク印刷は素材対応力と耐久性に優れています。

シルク印刷とインクジェット印刷の違い

インクジェット印刷は、版を作らずにデータから直接印刷できる方法です。

  • メリット:初期費用が安い、小ロット向き

  • デメリット:インクが薄く、耐久性が低い

試作品や可変印刷には便利ですが、工場製品の表示用途では、シルク印刷の方が長期的に安定します。

印刷方法ごとのメリット・デメリット

シルク印刷のメリット・デメリット

メリット

  • 幅広い素材に印刷できる

  • インクが剥がれにくく耐久性が高い

  • 発色が良い

デメリット

  • 版の作成が必要

  • 多色印刷は手間がかかる

オフセット印刷のメリット・デメリット

メリット

  • 大量印刷でコストが下がる

  • 写真やグラデーション表現が得意

デメリット

  • 紙以外の素材には不向き

  • 小ロットでは割高

    インクジェット印刷のメリット・デメリット

メリット

  • 版不要で短納期

  • 小ロット対応が容易

デメリット

  • 耐久性が低い

  • 工業用途には不安が残る

【用途別】失敗しない印刷の選び方

プラスチック製品に印刷したい場合

操作パネル、ケース、部品表示などにはシルク印刷が適しています。インクが厚く、擦れや剥がれに強いため、製品寿命と同じ期間使用できます。


紙の大量印刷をしたい場合

カタログ、説明書、チラシなどはオフセット印刷が最適です。ロットが増えるほど単価が下がるため、コスト面で有利です。


小ロット・試作品の場合

数量が少ない場合や内容が頻繁に変わる場合は、インクジェット印刷が現実的な選択肢になります。

工場・製造現場でよくある失敗例

  • コスト重視でインクジェットを選び、すぐに文字が消えた

  • 紙用印刷をプラスチックに流用し、不良が発生

  • 試作と量産で印刷方式が変わり、見た目が変わった

印刷方法の違いを理解していないことが、こうしたトラブルの原因になります。

印刷方法を選ぶ際のチェックリスト

  • 印刷する素材は何か

  • 使用環境(屋内・屋外)はどうか

  • ロット数はいくつか

  • 耐久性はどの程度必要か

  • コストと品質、どちらを優先するか

このチェックを行うだけでも、印刷選びの失敗は大きく減らせます。

まとめ

シルク印刷は、幅広い素材に対応でき、耐久性が高い点が大きな特徴です。一方、紙の大量印刷にはオフセット印刷、小ロットや試作品にはインクジェット印刷が適しています。
印刷方法の違いを正しく理解し、用途や素材に合わせて選ぶことが、品質トラブルやコスト増加を防ぐ最も重要なポイントです。

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