
オリジナル立体ケース 作成事例
オリジナル立体ケースは、商品の魅力を引き立てたり、販促物としてブランド価値を高める重要なパッケージです。本記事では、弊社工場で行われた具体的な作成事例をもとに、加工方法、素材、導入効果などをわかりやすく解説します。ウエルダー加工を活用した事例を中心に、実務に役立つ情報をお伝えいたします。
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オリジナル立体ケースの基本情報
オリジナル立体ケースの製作において、まず重要なのが使用素材と加工方法の選定です。特に軟質塩ビ(PVC)が透明性や加工性に優れており、安定的に使用されています。また、近年では環境配慮型のオレフィンシートや非フタル酸可塑剤を使用した素材も注目されており、公共機関への納入品ではグリーン購入法に基づく素材選定が求められることもあります。
加工方法には、高周波ウエルダー加工や足踏み式ウエルダーが多く採用されており、これにより金型による熱圧着が可能となります。真空成形とは異なり、薄手素材でも構造を保ちやすく、小ロットや短納期にも対応可能です。
■ 事例1 量販店用吊り下げケース
オリジナル立体構造にフックとホックを付けて透明性と利便性から塩ビシートでの採用となりました。
■ 事例2 医療機器用 個別梱包ケース
薬品用個別ケースのオリジナル立体構造にオレフィンシートを採用。透明性と耐薬品性に優れている点、加えて非フタル酸可塑剤を使用している点が決め手となりました。加工には高周波ウエルダーを用い、金型設計から試作、量産まで一貫対応。納品先は病院や薬局で、SDGsに基づいた環境対応の姿勢も評価されています。このように、機能性と環境対応を両立した事例は、医療分野での信頼確保にも直結します。
■ 事例3 販促用 ノベルティケース
ノベルティとしてオリジナル立体バックインポケットを採用。素材はリサイクル塩ビを使用し、足踏み式ウエルダーによる小ロット生産で、イベント直前の短納期にも対応しました。
加工の流れとポイント
オリジナル立体ケースの製作は、以下の工程を経て行われます。まずヒアリングで用途やサイズ、使用素材を確認。次に金型を設計し、試作によって最終仕様を確定。承認後、本生産を開始し、検品・納品となります。
小ロットの場合、足踏み式ウエルダーが活躍し、最小ロット対応可能。金型費用も設計段階で明確に提示することで、初めて発注する企業でも安心して進められる体制が整っています。特に試作対応が充実していますので、完成品のイメージを事前に確認できるため、修正コストや納期リスクを低減できる利点があります。
素材・構造選びの注意点
素材と構造の選定は、見た目と機能性のバランスを取るうえで重要です。
さらに、SDGsを意識した企業では、非フタル酸可塑剤やグリーン購入法適合素材の導入が進んでいます。オレフィンシートはその代表例で、石油化学由来でもリサイクルが可能であるため、長期的な環境対応戦略として採用されています。構造面では、熱圧着によって強度を確保しながらも軽量性を保つ工夫が重要となります。
オリジナル立体ケース 作成事例まとめ
本記事では、弊社の加工事例を通じて、オリジナル立体ケースの作成工程・素材選定・環境対応などのポイントを解説しました。ウエルダー加工の特性を活かし、多様なニーズに応える工夫が広がっています。
当社『株式会社トラスト』は、PVC製品・オレフィン製品・PP製品のウェルダー加工を高品質・短納期・低コストで提供しております。オリジナルデザインの文具・雑貨の制作や他社では対応できなかった加工・仕様のご相談などお待ちしております。
プラスチック製品加工企業として40年以上の実績があり、大手文具メーカー様からも信頼される安心のクオリティと品質管理で貴社の製品加工の課題を解決します。
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